手首や指を痛めているセラピストさんへ

セラピストにとって身体は資本。ですが・・・

 

手首/指/腰

 

を、痛めているセラピストさんは多いもの。

 

セラピストは痛みに耐えて上手くなっていく、なんてナンセンス!

 

自分の身体や心を大切にしてこそだし
良いコンディションがあって、心地よいトリートメントを生まれる。とわたしは思っています。

 

痛みや違和感の原因となる、手や指の使い方をピックアップしてみました。
なんだか指や手首がおかしいな…と感じている方は、ぜひご参考にしてみてくださいね。

 

指が立つ

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ヘッドマッサージをしている時や
ピンポイントで指圧する時に多く見られます。

 

たいてい同時に肩が上がっていて上半身に緊張があり呼吸が浅くなりがち。

 

力で押そう/ほぐそうとしているので指を痛めやすく
お客さまにとっては圧が鋭く感じたり、不快な痛みをかんじることも

 

特に指が細いセラピストさん圧が鋭くなりやすく注意が必要です。

 

また立てることによって指の先端が直接肌に触れるため
受け手からすると爪があたっているように感じる場合があります。
(短くカットしていても、何ですよね。)

 

脇をしめて指を寝かせ指の腹を使って施術できると、心地よい力加減に変わりますよ。

 

指先が反る

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背面のトリートメントでよく見かけます。

 

こちらも余分な緊張があり
お客さまのからだに対して手が反発していますからトリートメントも硬い印象に。

 

手首を痛めやすく施術後、疲れてしまう傾向があります。
同時に反り腰になっている方も多いですね。

 

ストロークするときは息を吐いて
からだの曲線に沿わせて手は柔らかく。

 

まる~いものや
赤ちゃんの顔を触る時の手のように。

 

指先はいつもお客さまの肌についている状態です。

 

上から力を加えようと頑張るするのではなく
体重移動によって圧の強弱をコントロールする練習をおすすめします。
深い筋肉にアプローチするしっかりした力加減でも、角のないなめらかな圧になりますよ。

 

手首をねじる

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これはものすご~く多い手の使い方です。

足をトリートメントする際やオイル塗布する際にこの手をしている方がとても多いです。

 

どの箇所にも不向きですが

特に太もも(大腿四頭筋・ハムストリングス)のように

大きく強靭な筋肉に対して行うのはNG!

すぐに手首を痛めます。

慢性的な違和感をお持ちの方はこれが原因かも。

 

スクールでこのように学んで

何気なくしている方もおられると思いますが

長く良いコンディションで施術をつづけるためにも早めに見直すことが大切です。

 

指先はいつも進行方向を向いている。

これがポイントです!

 

 

手首や腰を痛めないボディメカニクスに基づいた施術については

プロフェッショナル・ボディトリートメント講座

ロッキング+ヒーリングタッチ講座(着衣)でお伝えしていますので

手や身体の使い方を見直したい

長く良いコンディションで

心地よい施術をしたいセラピストさん・ボディワーカーさんはぜひいらしてくださいませ。

 

 やわらかな手
 やわらかな心で触れる

 

テクニックも大事ですが
トリートメントではタッチの心地よさが醍醐味ではないでししょうか。

 

touchtherapy

 

セラピストが充分にリラックスし
不快な痛みや違和感なく施術することでタッチの質が高まります。
それはお客さまの感じ方・トリートメントの印象にもつながります。

 

ご自身のからだを大切にすることはセラピストの仕事のひとつ。

 

より心地よいトリートメントを目指して、手や身体の使い方に意識を傾けてみましょう。